捜真女学校で学ぶ中学英語
中1~2年生は週に5時間、中3生は週に6時間の授業があり、うち1つが英会話の授業です。英会話はネイティブの先生が担当します。
英会話と発音
英会話の授業は1クラスを2つに分けて授業が行われます。英会話の授業では英語で発表する機会が多くあるとのこと。このあたりは私立の中学校の標準的な進め方のようでもあります。ここでネイティブの発音を勉強する機会があり、自分でも使ってみることができるのはすごくいいですね。
英会話以外の英語の授業
以前はZ会のニュートレジャーを教科書としていました。でも今年の中1生から学校図書のトータルに変わったそうです。ニュートレジャーは検定教科書ではありませんので戻った感じでしょうか。私は検定教科書を使うことに賛成です。勉強するための教材がたくさんあって生徒が勉強しやすいと思います。
余談ですが、教科書の音読は極めて重要です。英語の入試が大きく変わろうとしている中、対応できない塾 (特に集合塾) が多いのですが、私の塾ではCDを使った教科書の音読を重要課題として位置付け宿題とし、授業の際に中学生一人ひとり音読・発音を検査・指導しています。これがある程度習慣になると英語はとても伸びていきます。
中学英文法
授業ではプリントと問題集も使うとのこと。この問題集は塾教材として知られる有名な問題集の標準編です。英文法中心の問題集ですね。解答集は生徒に渡さず、授業で答え合わせをしているそうです。私立中学の中でも問題集の答え合わせを授業の中で行う学校はそう多くありません。立派だと思います。中学英文法は発音・音読同様に非常に大切です。中学英文法でつまずくと高校英文法を大学入試で使えるまでにもっていくのはほぼ無理です。
これに関連してもうひとつ余談です。
私の塾に初めてくる英語を苦手にしている高校生。彼らは中学英文法が十分でない生徒が多いです。キミにいま必要なのは中学英文法と音読だよと伝えることがあります。遠回りのようですが、この2つをやり直すと高校英文法は比較的早く立ち上がります。私の塾ではそうした取り組みで大学合格を勝ち取っています。